アーカイブ:2011年 12月
連結納税を採用した場合の個社での税効果については単体納税の場合と同様に税効果の対象となるものには以下の二つがあります。財務諸表上の一時差異等に係るもの繰越欠損金に係るもの前回は2.繰越欠損金に係るもののの法人税分まで…
連結納税の税効果(その1)の続きです。前回は大まかな流れについて書いたので、今回は個別財務諸表における繰延税金資産及び負債の計算についてもう少し詳しく確認します。連結納税を適用している場合であっても、単体納税の場合と同様に税…
「2012年大恐慌に沈む世界 甦る日本」(三橋貴明著)というなんとも明るそうな本を読みました。色々と書いてはありますが、著者がこの本でいいたいことを要約すると以下の二点に要約されそうです。①デフレの状況下では、財政赤字を増やして…
2011年12月12号のNewsweekに”The $100 BILLION BET"というタイトルでFacebookについての記事が掲載されていました。伝えられるところによると来年にIPOが予定されているということで、その際の時価…
今回は連結納税の税効果についてです。はじめて連結納税を開始すると、どうしていいのか勝手がわからず迷いますが、計算手順等については、「連結納税制度を適用する場合の税効果会計に関する当面の取扱い(その2)」(実務対応報告第7号)にしたが…
前回のエントリの続きです。 ビジネスガイド2012年1月号「裁判例をふまえた定額残業代未消化部分の翌月以降への繰越しの実務」によれば「裁判所で定額残業代が争われるケースのほとんどで、労働者から小里機材事件が引用され、かかる基準を満た…
随分前に“定額残業代の未消化部分の繰越の可否(SFコーポレーション事件)”というエントリを書きましたが、ビジネスガイド2012年1月号で「裁判例をふまえた定額残業代未消化部分の翌月以降への繰越の実務」という記事が載っていたので内容を紹介しま…
12月2日に改正法人税が公布されたのと同時に、改正法人税法施行令が公布・施行されています。この結果、定率法による減価償却が、従来の250%定率法(定額法の2.5倍の償却率)から200%定率法(定額法の2倍の償却率)への改正が実現しま…
12月2日に公布された改正法人税法について、繰越欠損金の控除限度額の引き下げについて触れていなかったので、今回取り上げることにしました。 1.適用対象適用対象ですが、対象となるのは大法人のみです。一般的な事業会社を想定すると、資本金…
パート・アルバイトの社会保険の加入については、実務上、以下の二つの基準の両方を満たすときに健康保険・厚生年金保険の加入義務が生じるとして処理されているのが一般的です。①その者の1日または1週間の労働時間が、その事業所の同じ業務に従事…