アーカイブ:2012年 3月
“過年度遡及修正と各法制度の関係(その2)”で過去の誤謬と有価証券報告書における対応について書きましたが、「過年度遡及処理の会計・法務・税務」(新日本有限責任監査法人 森・濱田松本法律事務所)の第2版が出版されていたので、内容をアップデート…
先日日経平均が1万円を回復し、電車内の吊革広告などに「日本株復活!これからの上昇期待銘柄XX社」みたいな雑誌広告を目にします。日本は失われた20年と言われるように、最近20年はぱっとしませんし、すでにピークは過ぎ去ったいう人すらいま…
2012年3月6日に、東証は有価証券上場規程等の一部を改正し、東証一部及び二部への上場審査基準を緩和しました。 基準を引き下げてIPOを促進するのがねらいとのことです。 ただし、そうは言っても東証一部および二部への上場基準な…
原書のタイトルは"Drive"ですが、本書を翻訳した大前研一氏は「モチベーション3.0」というタイトルを付けました。なかなかうまいタイトルだと感心してしまいます。モチベーション1.0は生存を目的とする動機付け、モチベーシ…
RHインシグノという札幌市場に上場していた企業が、時価総額基準に抵触し3月30日付けで上場廃止となるそうです。あまり知られていない札幌の一企業の上場廃止なので、それがどうした?という感じかもしれませんが、RHという名のつくRHトラベ…
今回は前回の続きで、国税庁から平成24年2月に公表された「平成23年12月改正 法人の減価償却制度の改正に関するQ&A」についてです。前回積み残しになっていた「資本的支出の取得価額の特例」の内容について確認します。この「資本的支…
平成24年2月に国税庁から「平成23年12月改正 法人の減価償却の改正に関するQ&A」が公表されていました。会計的には選択するのが難しいと思いますが、従来250%定率法で償却されてきた平成19年4月1日から平成24年3月31日までに…
ビジネスガイドの2012年4月号に「遂に解禁!実際にやってみた!離職票の交付を伴う雇用保険被保険者資格喪失届の電子申請のやり方」という記事が掲載されていました。そういえば、先日社労士会から送られてきた資料にも、そんなことが書いてあっ…
法人契約のがん保険については、終身タイプで解約返戻金があっても終身払いであれば全額損金算入できるので節税目的で利用されているケースがあります。がん保険は終身タイプであっても終身払いであれば全額損金算入できると最初に聞いたときは、そ…
3月決算の会社は前回の3月期からセグメント情報の開示がマネジメントアプローチになりましたが、取締役会等へセグメント別の資産が報告されていないような場合には、マネジメントアプローチの趣旨からすると、セグメント別資産の開示は行わなくてよいのでは…