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”君臨する企業の「6つの法則」”とは?

『君臨する企業の「6つの法則」』(マイケル.A.クスマノ著)によれば、「君臨し続ける力」を育むうえで不可欠な戦略は以下の6つの法則にまとめられるそうです。

ちなみにこの本の著者はMITスローン経営大学院の教授で、30年以上研究をしている方だそうです。

その6つの法則とは、

1.製品だけでなく「プラットフォーム」も重視する

2.製品だけでなく「サービス」も重視する

3.戦略だけでなく「ケイパビリティ」も重視する

4.プッシュだけでなく「プル」も重視する

5.規模だけでなく「範囲」も重視する

6.効率性だけでなく「柔軟性」も重視する

最初の二つは、戦略のビジネスモデルについての考え方を表すもので、後の四つは全て敏捷性に関係するものとされています。
敏捷性とは、戦略の変更およびオペレーションをいかに柔軟に素早く行えるかを意味します。

3.の「ケイパビリティ」という部分が分かりにくいですが、これは組織能力を意味しています。つまり、マネージャーは戦略を練るだけでなく、特色あるケイパビリティ(組織能力)とオペレーションスキル(物事の進め方)の養成にも同じくらい注意を向けるべきということです。

そして、特色あるケイパビリティの核となるのは、人材、プロセス、蓄積された知識であるとしています。

具体的な例としては、トヨタ自動車と日産自動車の話がのっていました。
日産自動車は、1930年代には米国から、50年代には英国から技術を輸入した結果、劣ったイノベーション力しかなくなってしまったとしています。この背景には日産自動車を設立した鮎川義介氏は立派な自動車メーカーを気づくことに執着しなかったとされています(日産自動車の方には怒られそうですが・・・)。これは、技術者であったが、会社を次々に創り始めたら、自分でエンジニアリングを担当しなくなったと いうことのようです。

一方で、トヨタ自動車の起源となる豊田佐吉氏は、外国の技術を輸入したり模倣したりしせず、日本の創意工夫と独立独歩の手本となったとしています。

日産自動車のような技術を買うということについて筆者は、買収戦略は時間と金の節約になるとしつつも、買収例の3分の2は買収企業に価値をもたらしていないとしています。
この原因として、外部から新しい技術を吸収するだけの組織内部のケイパビリティがない企業は失敗する可能性が高いのではないかと推察しています。

要は、自分のものとして使いこなすことができる能力がないと、宝の持ち腐れになってしまう可能性が高いということなのでと思います。

1.から6.まで、XXだけでなくXXも重視すると、そう簡単なことではありませんが、視点を広げることは必要だと感じました。

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