アーカイブ:2011年 10月
連結財務諸表を作成する場合、親会社と子会社との債権債務および内部取引は相殺消去しなければなりませんが、今回は在外子会社との債権債務および内部取引の相殺消去の際に換算差額が生じた場合にどう処理するのかについてです。何でそんなことをと思…
政府税制調査会が、東日本大震災からの復興及びB型肝炎対策の財源確保のために行う税制改正の大綱をとりまとめました。 気になる主なポイントは以下のとおりです。 ①所得税“復興特別所得税(仮称)”を導入し、平成25年から平成34年…
連結納税について前回までで、概要およびメリット・デメリットについて述べてきました。今回は、連結納税の場合の税額計算の全体像を確認します。税額計算の全体的な流れを示すと以下のようになります。基本的には上記の図のとお…
平成23年の税制改正による租税特別措置法の改正について“平成23年の税制改正による租税特別措置法の改正(その2)”までで確認してきましたが、項目としてはまだたくさんあります。国際戦略総合特別区域における指定特定事業法人の課税の特例(…
昨日Yahooのニュースに”「下位5%」評価2回で退職勧奨 サイバー藤田晋社長のミスマッチ制度”という記事が載っていました。すごい制度だなと思って内容を見てみると、上記の要件に該当した場合には「部署異動または退職勧奨を選択してもらう…
今回は”平成23年税制改正による租税特別措置法の改正(その1)”の続きです。租税特別措置法は、普通の会社にはあまり関係ないものも多いので多くの会社に関係しそうなもののみ詳細に触れることにします。1.準備金等(1)中小企業等の法定…
今回は平成23年税制改正による租税特別措置法についてですが、平成23年税制改正についてはどうなっているのかわかりにくいので最初に平成23年税制改正の経緯を整理しておきます。そもそも平成23年税制改正は、法人税率の引き下げ等を含んだ「…
先週のことになりますが9月29日に厚生労働省の年金部会で提示された厚生年金制度の改革案が話題となりました。この案は、二分二乗方式といわれるもので、専業主婦(いわゆる3号被保険者)について、夫が支払った保険料の支払い額は妻が共同して支払ったも…
連結納税(その5)では、詳細な確認を省略したので、今回は特定連結子会社の範囲について確認します。「特定連結子会社」に該当すれば、その子法人で課税所得が生じた場合のみに限定されるという制約はあるものの、連結納税を開始しても繰越欠損金を…
連結納税のメリットについては、"連結納税(その4)”までで書いたので、今回は連結納税のデメリットについてです。一度連結納税を選択すると、やむを得ない事情があるとき以外は継続適用が必要となりますのでデメリットについてもよく理解しておく…