MAKの記事一覧
前回は、税務上の「のれん」と呼ばれるものには、法人税法定められている資産調整勘定と三つの負債調整勘定が存在するということと、それぞれの調整勘定がどのようなものかを確認しました。今回は、それぞれの調整勘定の税務上の取扱いについて確認す…
今回は税務上の「のれん」についてです。”税務上の「のれん」”という単語は、非適格組織再編などの処理を検討していると登場してきます。税務上の取扱いについては、特殊な分野であるため専門の税理士に確認することが多いですが、税効果などの会計…
今回は、有価証券利息のキャッシュフロー計算書における取扱いについてです。取扱いは受取利息と同じじゃないの?という声が聞こえてきそうですが、その通りです。では何故取り上げたかですが、小計欄の下でどのように表示するのかが自信がなかっ…
もう8月も終わりです。関西では大飯原発の再稼働をめぐり一悶着あったものの、計画停電やブラックアウトという事態には陥らずに夏を乗り切れそうです。関東では、比較的電力に余力を残して8月を経過してきたように思います。これが節電努力によるも…
2週間くらい前ですが、帝国データバンクから2012年の7月における中小企業円滑化法利用後の倒産が41件と過去最高となったという発表があり、これに関連して報道もなされました。中小企業円滑化法を利用後に倒産すること自体は特に不自然ではあ…
大手監査法人において変形労働制が導入され始めたという話を耳にしました。大手監査法人のHPを確認してみると、あずさ監査法人の定期採用のページに「※1箇月単位の変形労働時間制適用の場合あり」と記載されていました。トーマツと新日本については、募集…
前回に引き続き包括利益計の表示に関する会計基準についてです。まず、実際の開示例を一つ確認してみます。以下は2012年3月期の日本電気の開示例です。設例1の例と比較すると、当期発生額と組替調整額の符号が一致している点が…
「包括利益の表示に関する会計基準」(以下、包括利益会計基準)は平成23年3月期から、税効果および組替調整額の注記も平成24年3月期から適用開始となっていますが、そもそも連結財務諸表を作成していなければ関係ないことや、追加の仕訳が必要となるよ…
経営財務3077号で「特別目的会社に関する連結範囲の変更」という記事が掲載されており、特別目的会社を利用して商業施設の開発を行う不動産会社への影響が大きいという旨が述べられていました。個人的にはあまり関係なさそうですが、話題になって…
ソフトウェアの除却については”ソフトウェアの有姿除却(会計)”というエントリで会計上の取り扱いは書いたので、今回は税務上の取扱いについて確認します。法人税法基本通達7-7-2の2では、ソフトウェアの有姿除却について以下のように述べら…