カテゴリー:IFRS
今回はIAS21号で定められている「機能通貨」とその会社の自国通貨が異なる場合にどうなるのかです。IAS21号8項の定義において、「機能通貨」とは、企業が営業活動を行う主たる経済環境の通貨をいうと定められています。 機能通貨の決…
以前“ニューヨーク証券取引所の上場を取りやめても米国基準を適用”というエントリで、日立製作所がユーヨーク証券取引所の上場をとりやめても米国基準を継続適用するということと、何故継続適用が認められるのかがわからないということを書きましたが、継続…
「IFRSフォーラム」というサイトに、「IFRS適用で決算期を変更、8社が予定」という記事が掲載されていました。上記の記事によると、以下の8社がIFRSを睨んで決算期を変更する予定とのことです。 ・花王(3月→12月) …
後退した感のあるIFRSの適用ですが、2011年11月21号の経営財務に「グループ内に減価償却統一の動き」という記事が掲載されていました。主な内容は、「平成24年3月期第1四半期では、上場企業44社が償却方法を変更しているが、このう…
eIFRSという有料のサービスを利用しているので、基準の改定が行われるとしばらくして冊子が送られてきます先週IAS19号(退職給付)とIAS1号(財務諸表の表示)の改定に関する冊子が送られてきました。そういえば、IAS19号(退職給付)の改…
IFRSにおいて固定資産の減価償却方法に定率法を採用することができるかという点については何度か書きましたが、IFRS財団が昨年11月に公表した教育文書「減価償却とIFRS」(Depreciation and IFRS)を根拠に定率法の採用が…
IFRSを適用している子会社で機能通貨を変更した場合はどのように処理すべきかが今回のテーマです。IFRSではIAS21号「外国為替レート変動の影響」において外貨換算について規定されています。日本基準では、外貨建取引等の会計処理に関す…
韓国の子会社の試算表を確認したら、純資産の部の資本金の下に資本調整として「株式割引発行差金」というマイナス残高の項目があり、これは何だ??ということで内容を確認しました。株式会社ポスコの第43期第3四半期報告書(平成22年9月30日…
「財務諸表の作成及び表示に関するフレームワーク」(以下「フレームワーク」といいます)は、国際財務報告基準(以下「IFRSs」という)を構成するものではありませんが、国際財務報告基準で直接言及されていない問題等を検討する場合に参考となるので内…
今回はIAS10号(後発事象)についてです。日本基準と比較すると、財務諸表公表の承認日の開示が求められている点と継続企業の前提に疑義がある場合には、注記で開示が求められるのではなくそもそも継続企業の前提で財務諸表を作成することが認め…