カテゴリー:会計
オリンパスの一件について第三者委員会の報告書が同社のHPに掲載されていました。要約版でも23ページに及ぶ内容ですが、とりあえず監査法人について述べられている部分に目を通しました。今回は、前会計監査人の「あずさ監査法人」についてのみと…
オリンパスや大王製紙の事件を受けて民主党がワーキングチームを設置し、会社法を改正して上場企業に社外取締役の設置を義務付けるなどの再発防止策を検討するという記事を2週間くらい前に見ましたが、26日の新聞報道では”社外取締役 義務化へ”と報じら…
日興アセットマネジメントが15日に予定していた株式の新規上場を延期する方針だそうです。1株の売り出し価格は840円を想定し、住友信託が保有する日興アセットの株式を約3割売り出し、約480億円を得る計画でしたが、主幹事証券が国内外の機関投資家…
今週の「経営財務」をぱらぱらと見ていたら、「IFRS9号は適用時期を延期へ」という記事が目に留まりました。IFRS9号は金融商品の新基準で、従来の金融商品にかかるIAS39号およびIAS32号の見直しを行い順次IFRS9号への移行が…
後退した感のあるIFRSの適用ですが、2011年11月21号の経営財務に「グループ内に減価償却統一の動き」という記事が掲載されていました。主な内容は、「平成24年3月期第1四半期では、上場企業44社が償却方法を変更しているが、このう…
11月17日付でオリンパスから「過去の損失計上見送り及び第2四半期報告書提出に関する追加情報について」という文書がリリースされました。 この文書自体にたいしたことは書かれていませんが、金融機関向けにおこなった説明会の資料が添付され…
前回の“大王製紙についても忘れてはなりません(その1)”の続きです。前回述べたように、大王製紙グループの出資関係はかなり不透明で、調査報告書によれば、「大王製紙以外の株主名と保有数の把握状況は別紙5大王製紙と連結子会社2記載の通りで…
今回は大王製紙の件についてです。オリンパスに話題をさらわれた感がありますが、2011年10月28日に「大王製紙株式会社元会長への貸付金問題に関する特別調査委員会」の「調査報告書」が同社HPで公開されており、A4で30枚程度の報告書ですが、下…
オリンパスの一件について、第三者委員会の調査により明らかになったとして、色々と報道され始めています。手口などについても興味はありますが、今回は少し違った角度から見てみます。まず、このような問題が起こった時に、個人的にはまず「監査法人…
前回のエントリのついでに、今回は為替換算調整勘定についてです。慣れていると当然出てくるものという感じですが、初めて連結を担当する方などは為替換算調整勘定の意味するところが理解しにくいようです。単に、在外子会社の財務諸表を円貨に換算す…