カテゴリー:人事労務
「精神障害を事由とする労災申請(その1)」の続きです。前回も記載しましたが、厚生労働省作成の「精神障害等の労災認定について」によると、「精神障害」が業務上の疾病として認められる判断要件は、以下のようになっています。(厚生労働…
定時決定における保険者算定の基準について、以下の基準が平成23年4月1日から新たに追加されました。<追加される基準>「当年の4、5、6月の3ヶ月間に受け取った報酬の月平均額から算出した標準報酬月額」と「前年の7月から当年の6月ま…
そろそろ平成22年度版がでる頃ではないかと思いますが、「平成21年度における脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況について」によると、うつ病等の「精神障害等」による労災の申請件数等は以下の図表のように増加傾向にあります。…
日本マクドナルド事件(東京地判平成20年1月28日)で、注目を集めた「名ばかり管理職」の問題ですが、確認ついでにまとめておきます。この判例が有名になったのは、マクドナルドの店長が労働基準法の管理監督者と認められなかったためです。つま…
少し前になりますが、2010年12月号のハーバードビジネスレビュー(日本語版)に「人材育成:6つの過ち 有望な社員が会社を去る時」という論文が掲載されていました。この論文は、世界の企業100社で働く有望な社員2万人を対象行った調査に…
就業規則等の定めに従って出張手当が支給される場合、出張手当と所得税や消費税の関係がどうなっているのかが今回のテーマです。 1.源泉所得の対象となるかまず出張手当が、給与等として源泉徴収の対象となるかですが、基本的には出張手当は出張に…
人財育成はどんな会社でも課題になることの一つですが、少しでも参考になればと思い「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」(福島 文二郎 著)という書籍を読みました。 確かに、私はディズニーランドのスタッフの…
病気やけがにより会社を休職した場合は無給としている会社が多いですが、一方で一定の要件を満たす場合は健康保険により傷病手当金の支給を受けることができます。この場合問題となるのは、本来従業員が負担すべき社会保険料や住民税をどうするかです…
今回は、「休職制度と労働法(その2)」の続きで、休職が終了した時の取扱いについてです。4.休職の終了休職は、休職期間が終了し、または休職事由が消滅することによって終了します。したがって、労働者の立場からすれば、期間内に休職事由が…
書評か何かで読んでみたいと思っていたのですが、本の題名を忘れてしまい気になっていた本にようやくたどり着きました。その本は、「社員みんながやさしくなった」(渡邉幸義 著)という本です。著者はアイエスエフネットグループという…