カテゴリー:会計
今回は一昨日の“在外子会社に対する外貨建貸付金から生じた為替差損益は消去する?”の補足です。上記のエントリでは在外子会社に対する「外貨建貸付金」でしたが、在外子会社からの「外貨建借入金」の期末換算により生じた為替差損益の場合はどうな…
最近1~2週間よくわからないこととしてTPPとオリンパスがありましたが、後者のオリンパスについては粉飾決算ということで決着しそうです。会社が今日発表した内容によると、過去の企業買収で支払った多額の報酬や買収資金は、1990年代の証券…
連結財務諸表を作成する場合、内部取引から損益は発生しないのが原則です。したがって、例えば棚卸資産の売買から生じた未実現損益は連結調整仕訳として調整されることになります。今回は、親会社が在外子会社に対して貸付(外貨建)を行った場合、そ…
“過年度遡及修正による申告調整(その1)-国税庁による解説資料”の続きです。前回は『法人が「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」を適用した場合の税務処理について(情報)』問4までについて確認したので、今回は問5~問9で書かれているこ…
平成23年4月1日以降開始事業年度から適用開始となった「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」による遡及修正と税務の関係について、“過年度遡及修正と税務の関係”というエントリで記載しましたが、平成23年10月20日に法人課税課審理室調…
今回はオリンパス社の一件で登場した「優先株」についてです。個人的には優先株というと銀行に公的資金が注入されるときに発行される株式というイメージですが、本来の趣旨としては会社の株式による資金調達や支配関係の多様化の機会を与えるために認められて…
今回は、最近話題となっているオリンパスに関連し、そこで話題となっているFA(ファイナンシャル・アドバイザー)への報酬の会計処理についてです。企業結合会計基準第26項では「取得とされた企業結合に直接要した支出額のうち、取得の対価性が認…
前回、第1四半期におけるキャッシュ・フロー計算書の開示動向について記載したので、ついでに第2四半期報告書で選択余地のある3カ月情報の開示について記載します。3月決算の会社では今期から、四半期報告書における3カ月情報の開示が任意になっ…
3月決算の会社の第2四半期の決算発表が今日くらいから本格化します。3月決算の会社では今期から四半期報告書の記載内容が簡素化されていますが、その大きな項目の一つに第1・第3四半期におけるキャッシュ・フロー計算書の作成の簡略化があります。…
連結財務諸表を作成する場合、親会社と子会社との債権債務および内部取引は相殺消去しなければなりませんが、今回は在外子会社との債権債務および内部取引の相殺消去の際に換算差額が生じた場合にどう処理するのかについてです。何でそんなことをと思…