カテゴリー:会計
日本公認会計士協会から2011年8月10日に監査・保証実務委員会報告第82号「財務報告に係る内部統制の監査に関する実務上の取扱い」の改正が公表されました。今年3月に改正された内部統制基準等に対応して改定されたもので、内部統制監査を行…
先日ある会社に税務調査が入りました。税務調査自体は、ほぼ何もない感じで帰っていきましたが、指摘事項がないわけではなく多少の修正申告が必要となりました。このような場合、今までも、原則として損益計算書上「法人税、住民税及び事業税」の次に…
3月決算の会社においては「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第24号)が今期から適用開始されたことによって、前期特別損失で計上した引当金の見積差額が発生した場合に特別損益で調整を行うのか、営業外損益で調整を行うべきな…
「監査意見不表明-同一グループの他の上場企業への影響は?」というエントリにおいて、監査法人ハイビスカスがRHインシグノ株式会社(札幌証券取引所)の平成23年3月期の財務諸表に対して監査意見不表明としたということについて触れましたが、同グルー…
eIFRSという有料のサービスを利用しているので、基準の改定が行われるとしばらくして冊子が送られてきます先週IAS19号(退職給付)とIAS1号(財務諸表の表示)の改定に関する冊子が送られてきました。そういえば、IAS19号(退職給付)の改…
RHインシグノ(8514)という札幌証券取引所に上場している会社の平成23年3月期の財務諸表に対して、監査法人ハイビスカスは意見を不表明としました。何故この時期にということですが、3月期の有価証券報告書の提出が遅延しており、最終的に…
前回のエントリで参考にした経営財務の記事の中に固定資産除却損についても触れられていたので紹介します。問題の所在は、以下の二つです。①そもそも過年度遡及会計基準の適用後は,固定資産の処分の意思決定を行った時点で耐用年数及び残存…
「災害損失引当金の戻入益の表示区分は?-営業外or特別利益」という以前のエントリで「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」との関係で、災害損失引当金計上額の戻入益の計上区分について書きましたが、2011年8月1日の経営財務で過年度遡及…
IFRSにおいて固定資産の減価償却方法に定率法を採用することができるかという点については何度か書きましたが、IFRS財団が昨年11月に公表した教育文書「減価償却とIFRS」(Depreciation and IFRS)を根拠に定率法の採用が…
3月決算の場合、2011年3月の決算において災害損失引当金を計上した場合で、見積額が実績額を上回っており戻入が生じる場合の計上区分を営業外収益にしなければならないのかという点について議論中の会社もあると思いますが、今週の経営財務に記事が載っ…