閉じる
閉じる
閉じる
  1. テレワークの交通費、所得税の非課税限度額適用の有無は本来の勤務地で判断…
  2. プライム市場上場会社、88.1%が英文招集通知を提供
  3. タクシー、インボイス対応か否かは表示灯での表示を検討?
  4. 副業の事業所得該当判断の金額基準はパブコメ多数で見直し
  5. 総会資料の電子提供制度、発送物の主流はアクセス通知+議案等となりそう
  6. 押印後データ交付の場合、作成データのみの保存は不可(伝帳法)
  7. 四半期開示の議論再開(第1回DWG)
  8. 内部統制報告制度の見直しが審議、年内に方向性が出されるそうです。
  9. Iの部に添付される監査報告書のサインを電子署名にしたらどうなる
  10. 物価高騰による減額改訂に定期同額の弾力的運用なし
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

海外の監査水準の低下-PCAOBの調査結果

経営財務3079号に「【海外会計トッピク】Big4会計事務所のリストラ、監査の質低下?その他」という記事が掲載されていました。

同記事の前半では、Big4の会計事務所が、11,300人の事務所員の約3%にあたる300名を削減するという書き出しで始まり、M&AやIPOの減少、あるいは不景気による監査報酬の値下げにより経営が悪化しているということが書かれていますが、これは驚くほどのことではないと思います。

興味深いのは「監査の質の低下?」として記載されていた内容です。同記事ではニューヨークタイムズに掲載されていた”Bad Grades Are Rising for Auditors“という記事がベースとなっています。

上記の記事は、「監査の質が悪化しているのか、検査官の調査能力が高まったのか?」という書き出して始まっています。そして、PCAOB(公開企業会計監査委員会)から公表された仲介業者23社の調査結果によれば、どれ一つとして許容可能なものではなかったとされています。

上記の監査を行った法人名は公表されていないものの、大部分は小規模(very small)の会計事務所によるものであったとされています。

上記は小規模の会計事務所によるものですが、Big4についても監査の質は悪化しているという旨の記述が続きます。PCAOBの調査結果は2010年から公表されるようになりましたが、2010年の調査では6件に1件程度の割合で指摘すべき事項が発見されたが、2011年では3件に1件程度と倍増しているとされています。

製造業やソフトウェア産業であったならば、このような質の低さではユーゴ(質が低いと評判だったユーゴスラビアの自動車メーカー)のように市場から淘汰されてしまうだろうとされています。

そして、Big4で最も指摘事項が多かった(gotten the most negative review)のがデロイトだったそうです。ちなみに記事では”Deloite & Touche”となっていて、トーマツは出てきません。さらに、PCOABが会計事務所の品質管理にネガティブな結論を出した場合、1年以内に改善すればそれが公表されることはないそうですが、デロイトはそれに失敗して、大手事務所で唯一そのようなレビュー結果が公表された法人となってしまったとのことです。

1年内に改善できなかった意味がよくわかりませんが、1年では改善できないほどひどい状況であったということなのでしょうか?

さらにデロイトに不幸なことに、E&Yによるピアレビューの結果、いくつかの監査で十分な監査を行っておらず、デロイトはそれらの監査で追加作業が必要となっただけでなく、クライアントは財務諸表をリステートしなければならなかったそうです。

その結果、大手事務所では初めて”pass with deficiency”という評価を下されたそうです。日本語では何と訳せばよいのかよくわかりませんが、”限定付適正”位の位置付けでしょうか。この件についてデロイトのコメントが記載されていましたが、その最後の一文が”Audit quality has been and continues to be our No.1 priority.”という何ともむなしく思えるものでした。

最後にBig4に対する調査で、PCAOBにより問題が指摘された割合の推移が示されていたので紹介します。

デロイトとPWCがヤバい感じです。

日々成長

関連記事

  1. 遡及修正の原則的取扱いが実務上不可能な開示例ー平成24年3月期い…

  2. 「平成24年以降の公認会計士試験合格者数のあり方について」-金融…

  3. 「法定実効税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の修正額」…

  4. 連結納税の税効果(その2)

  5. 満期保有目的の債券の減損と償却原価法

  6. 消費税(その6)-個別対応方式の用途区分4




カテゴリー

最近の記事

ブログ統計情報

  • 12,283,524 アクセス
ページ上部へ戻る