2012年のIPO社数は46社になりそうです。
2012年に新規株式公開した会社数は、現時点で判明している情報からすると46社になりそうです。年内に上場が決まっている会社を含む会社の一覧は以下のようになっています。
JALのような個人的には微妙に感じるものも含まれていますが、2011年は36社でしたので約10社の増加と2009年の19社以降、徐々に増加しようやく(?)2008年の49社とほぼ同水準に戻りました。2013年はさらに社数が増加してもらいたいところですが、どうなることやら・・・
2012年の新規上場会社を市場別にみると、以下のようになっています。
マザーズ・・・23社
JQS・・・14社
東証1部・・・1社
東証2部・・・5社
東証(未定)・・・1社
アンビシャス・・・1社
福岡Qボード・・・1社
2011年はマザーズが11社に対ジャスダックが16社であったことからすると、マザーズが好調だったと言えそうです。将来性ある会社が多いということであればよいですが、少し穿った見方をすると裏口上場と揶揄される東証が上場企業数を増やそうとがんばったということかもしれません。
次に、主幹事別に社数を集計すると以下のようになっています。
野村證券・・・17社
大和証券・・・14社
SBI証券・・・5社
SMBC日興証券・・・2社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券・・・2社
その他・・・6社
あいかわらずというか野村と大和が強さを示しています。FACTAで叩かれているSBIグループのSBI証券も5社と検討しています。
最後に本日の終値と初値を比較した場合の騰落率を集計すると、現時点で初値を上回っている銘柄が12社、下回っている銘柄が19社となっています。面白いのはSBI証券が主幹事となった5社はいずれもマイナスと全敗です。野村証券は、現時点で4勝6敗とやや負け越し、大和証券はなんと2勝7敗と大きく負け越しています。結果的には1社しか手掛けていない主幹事証券の会社がプラスを記録していることが多いという面白い結果となっています。
日々成長