閉じる
閉じる
閉じる
  1. 「取締役の報酬等として株式を無償交付する取引に関する取扱い(案)」が公…
  2. 東証1部上場会社、指名委員会設置が5割超へ
  3. 在宅勤務手当等の支給増で所得拡大促進税制適用可となる可能性?
  4. ADワークス社-マンション販売仕入税額控除否認問題で勝訴
  5. 2020年年末調整に関係する改正事項
  6. あずさ監査法人でCPE取得に際し不正が判明したそうです
  7. 帳簿等の提示を拒み消費税約38億円の追徴事案が最高裁へ
  8. 収益認識会計基準-表示・注記事項の改正確認
  9. 企業が行う不正会計手口トップ10とは?
  10. GoToトラベル利用による出張時の経理処理は?
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

2020年9月より厚生年金保険の標準報酬月額の上限が引き上げられます

2020年9月より厚生年金保険料の標準報酬月額の上限が引き上げられます。そういえばそんな議論がなされていたような気が・・・、とすっかり忘れていました。

従来の標準報酬月額の上限は報酬月額が605,000円以上635,000円未満で62万円(第31級)でしたが、新たに第32級が創設され、報酬月額が635,000円以上のとき標準報酬月額が650,000円となります。

保険料率は18.3%(労使折半)で変更ありませんので、従来第31級であった方が第32級に改定された場合、被保険者の保険料は56,730円から59,475円へ2,745円増加します。


(出典:厚生労働省HP)

厚生年金保険の標準報酬月額の上限は健康保険と比べて低く設定されていますが、厚生年金保険の標準報酬月額の上限は、全厚生年金被保険者の平均標報(標準報酬月額の平均額)の概ね2倍となるように設定されています。

そして、3月31日時点の全厚生年金被保険者の平均標報の2倍が、標準報酬月額の上限を上回る状態が継続すると見込まれる場合、その年の9月1日から政令で上限を引き上げることができることとされています(厚生年金保険法19条2項)。

「現行の厚生年金保険法の規定に基づく標準報酬月額等級の改定について(報告事項)厚生労働省年金局 2019年10月30日」に掲載されていた資料によれば、最近の3月31日時点における標準報酬月額の平均は以下の様に推移しており、「今後も継続する蓋然性が高い」とされています。

そのため、2020年9月から厚生年金保険の標準報酬月額の上限が引き上げられ65万円となることとなりました。

もともと法律で定めれていた内容に従い検討した結果変更したというものですし、厚生年金は健康保険と異なり、納めた保険料が将来年金として被保険者に帰ってくるというのが建前ですので、保険料を納めている方からすると健康保険料率が高くなるよりは受入れやすい改定であるとは思います。

国と民間企業を比較することがナンセンスなのかもしれませんが、企業におけるDBの状況からすると、厚生年金のような終身型の年金を維持するのは本質的にかなりしんどいといはずと考えてしまいます。しかもこのコロナ禍の状況を鑑みれば、改正を1年見送るというようなことがあっても良さそうな気はします。たしかに、最高等級にひっかかる位であれば保険料が少し上がっても大丈夫だろう判断したという見方もできますが、個人的には少しでも保険料を集めたいのかなと疑いの目で見てしまいます。

とはいえ、厚生年金は、老齢厚生年金だけでなく、場合によっては障害年金や遺族年金として自分あるいは遺族の生活を支えることとなるのでなくなっては困るものですので、これで問題なく維持できるのであればそれも良しと割り切るほかないのでしょう。

関連記事

  1. 1歳6か月に達する日はいつのこと?-改正育児・介護休業法施行前に…

  2. ストレスチェックと面接指導の施行日は平成27年12月1日で確定

  3. 3年以内既卒者(新卒扱い)採用拡大奨励金・3年以内既卒者トライア…

  4. 2015年度の初任給水準調査-労務行政研究所調べ

  5. パワハラ対策義務化の確認(その1)

  6. 副業・兼業は原則認める方向とすることが適当

カテゴリー

最近の記事

ブログ統計情報

  • 10,132,243 アクセス

ページ上部へ戻る