閉じる
閉じる
閉じる
  1. 18監査事務所が会計士資格を誤表記で有報訂正が必要らしい
  2. 内部統制新基準が2025年3月期より適用に(公開草案)
  3. デューデリジェンス(DD)費用の税務上の取り扱い
  4. テレワークの交通費、所得税の非課税限度額適用の有無は本来の勤務地で判断…
  5. プライム市場上場会社、88.1%が英文招集通知を提供
  6. タクシー、インボイス対応か否かは表示灯での表示を検討?
  7. 副業の事業所得該当判断の金額基準はパブコメ多数で見直し
  8. 総会資料の電子提供制度、発送物の主流はアクセス通知+議案等となりそう
  9. 押印後データ交付の場合、作成データのみの保存は不可(伝帳法)
  10. 四半期開示の議論再開(第1回DWG)
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

仕事を誇れない会計士?

経営財務の3128号(2013年09月02日)に”不正増加は銀行強盗より簡単だから、仕事を誇れない会計士、その他”という記事が掲載されていました。

この記事によるとイギリスで2,000名以上の専門職に就いている人々を対象に、自分の仕事に誇りを持っているかという調査が行われ、平均的には58%が誇りをもって仕事をしていると回答したそうです。

一方で、会計士は自分の仕事について誇りを持っていると回答したのは44%にすぎず、この比率は対象とした職業の中で最低だったとされています。保険業務の従事者が誇りを持っていると回答した率は90%で、このような回答比率と比べると半分以下となっています。

ちなみにイギリスの会計士の1週間の仕事時間は、33時間50分で、平均の業務時間より短いそうで、この理由については、「自分の仕事に誇りが持てなければ、毎日仕事にでかける意欲が減退する。その結果、仕事時間が減少するのである。」とされています。組織に属している会計士を前提とすると、やる気にかかわらず自分で労働時間をコントロールできる余地は大きくはないので、この理由が妥当なのかは甚だ疑問ではありますが、仕事時間が短いというのは興味深い点です。

一方で、報酬面では、会計士の1週間の報酬は639.5ポンド(約98千円)で、平均の505.90ポンド(約77千円)を相当上回っているそうです。ただし、満足度については下から2番目の低さだそうです。

この記事自体は海外トピックなので、海外の話ではありますが、個人的な感覚として会計士であることにものすごいプライドを持っている人とそうでない人の落差が激しいというのは日本でも同様である感じはします。また、このような差は、会計士を何年かやっている間に醸成されてくるというよりも、1年目の段階から存在するような気もします。

上記で調査対象となった会計士の業務が、財務諸表監査をやっている人が多かったのか、その他の業務をやっている人が多かったのかもわかりませんが、世界の金融センターといわれるロンドンが存在するイギリスでも、仕事に対して誇りを持っていない会計士が多いというのは興味深い点です。

財務諸表監査は地味な作業の積み重ねで、誰のために監査をやっているのかがよくわからなくなることもあるので、余程自信家でないかぎり会計士としての仕事に誇りを持つというのはなかなか難しいのではないかと思います。

日本で同様の調査をしても、回答率としては同じような感じになるのではないかと推測します。

日々成長

関連記事

  1. エフオーアイの粉飾-主幹事証券に責任認めず(東京高裁)

  2. 時価算定会計基準を確認

  3. 受取配当金の会計処理-原則法は・・・

  4. 定率法から定額法への減価償却方法の変更がすすんでいるようです

  5. 仮想通貨(ビットコイン等)が消費税の非課税対象に

  6. 適切な監査時間と監査報酬ってどれくらい?




カテゴリー

最近の記事

ブログ統計情報

  • 12,947,769 アクセス
ページ上部へ戻る