MAKの記事一覧
今回は、平成23年税制改正による貸倒引当金制度の変更点についてです。大きな改正点としては、貸倒引当金制度の適用対象が以下の法人に限定された点です。別の言い方をすれば、貸倒引当金制度は原則として廃止されたということになります。…
「解雇と自動退職は違います」と聞いたら、そんなの言われなくてもわかってるという方も多いと思います。ところが、就業規則の解雇の条文で以下のような定めがされているケースがありました。第X条 従業員が次の各号の 一に該当する場合に…
あまり見かけることはありませんが、会社が物上保証を行っていることがあります。物上保証は「第三者担保」ともいわれ、他人の債務を担保するために自己の財産に担保権を設定することをいいます。例えば、他社の借入金について、その貸主である銀行に…
2012年1月11日付で経団連から「会社法施行規則及び会社計算規則による株式会社の各種書類ひな型(改訂版)」が公表されました。主な変更点は「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」への対応が図られた点ですが、新旧対照表からポイン…
あまり機会は多くないですが通知預金口座を持っている会社に遭遇します。”引き出す少し前に通知が必要な預金で、その分普通預金よりも少し金利が高い預金”というような漠然とした覚え方をしていましたが、若干不安だったので通知預金について確認し…
しばらく前からWordpressのバージョンを更新してくださいというコメントが投稿画面の上部に表示されているのは気になっていましたが、先日覚悟を決めてバージョンアップしようとしたら、PHPのバージョンが対応していないというようなコメントが出…
今回は貯蔵品にかかる消費税の課税仕入れの時期についてです。結論からすれば、基本的に購入時に仮払消費税をとってよいものと考えられますが、事務処理の便宜や理解のしやすさを考えると税込で計上したほうがよいものもあると思います。1.…
平成23年3月末を期限としていた中小企業金融円滑化法の期限が再度延長され平成24年3月末までとなりました。今回の延長が最後の延長とのことで、金融庁のHPに掲載されている大臣の談話のタイトルも“中小企業金融円滑化法の期限の最終延長等に…
前回の続きです。前回は清算株式会社と解散前の普通の会社との相違点について①能力の制限(会社法476条)②剰余金の配当、自己株式の取得等の禁止(会社法509条)③合併等の制限(会社法474条)について触れたので、今回は清算株式…
業績不振の子会社を清算するというのはよく耳にする事案ですが、実際に会社を清算しようとした場合、どのような手続が必要となるのかについてまとめてみました。会社法上、会社の清算は、会社解散⇒清算手続開始⇒残余財産確定・分配⇒清算完了という…