閉じる
閉じる
閉じる
  1. 18監査事務所が会計士資格を誤表記で有報訂正が必要らしい
  2. 内部統制新基準が2025年3月期より適用に(公開草案)
  3. デューデリジェンス(DD)費用の税務上の取り扱い
  4. テレワークの交通費、所得税の非課税限度額適用の有無は本来の勤務地で判断…
  5. プライム市場上場会社、88.1%が英文招集通知を提供
  6. タクシー、インボイス対応か否かは表示灯での表示を検討?
  7. 副業の事業所得該当判断の金額基準はパブコメ多数で見直し
  8. 総会資料の電子提供制度、発送物の主流はアクセス通知+議案等となりそう
  9. 押印後データ交付の場合、作成データのみの保存は不可(伝帳法)
  10. 四半期開示の議論再開(第1回DWG)
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

ムーディーズも日本国債を格下げ(その1)

S&Pに続きムーディーズも日本の国債を格下げしました。個人的にはもっともという気がしますが、日経新聞のHPで長期金利の動きを見る限りマーケットは全く反応していないようです。

Yahooニュースの記事は以下のようなものでした。
————————————————————————————–
日本国債格付け、見通し下げ=財政再建戦略、疑問―ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは22日、上から3番目の「Aa2」としている日本国債の格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表した。「経済・財政政策が債務の急激な増大を抑制できるほど十分に強固でない可能性がある」などと、菅政権の掲げる財政再建の実現に強い疑問を呈した。今後の情勢を踏まえ引き下げに踏み切る可能性がある。

同社が日本国債に対する評価を変えるのは、格付けを現在の「Aa2」に引き上げた2009年5月以来。日本国債をめぐっては、米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が1月27日、「民主党政権には債務問題に対する一貫した戦略が欠けている」などとして、格付けを上から3番目の「AA」から「AAマイナス」に1段階引き下げた。
野田佳彦財務相はムーディーズの発表を受け、「民間の格付けにコメントは控える」と述べ、具体的な論評を避けた。」
——————————————————————————————

マーケットが全く反応しないのは、以前書いたように「ゆうちょ銀行」が原因ではないかと考えていますが、こうまで反応がないと日本の財政は健全なのではないかと思ってしまいます。

そこで以前読んだ「日本は破産しない!」(上念司著)という、なんとも明るそうな書籍を見直してみました。当時アマゾンの書評も高い評価を得ていましたが、以前読んだときは、残念ながら「日本は破産しない」とは言えないと感じました。

ただ、良いことも書いてありますし、考えながら読むのはいい頭の体操になるのではないかと思います。

そこで、疑問点は次回に譲ることとし、今回は同著で共感した点について書きます。

①国家破綻を書いている書籍の中には自分が運営しているプライベートファンドへの勧誘を行っているようなケースがあり、国家破綻で恐怖心をあおっている一種の霊感商法というようなものと評しています。
確かに、そういうケースもありますので、自分でよく考えてから行動する必要があると思います。

②アルゼンチンやロシアは為替の固定相場性を採用している国の破綻であったとう点をきちんと認識しておく必要があるという点もその通りだと思いました。

③借金だけに目を向けず資産についても考えるべき(複式簿記で考えるべき)という主張ももっともな意見だと思います。

④数多く存在する特殊法人にメスを入れて財政健全化を目指すべきという主張もまさにその通りだと思いまし、それを実現しないようにしているのは利権を握っている少数の役人であるという点も正しいように思います。

⑤国家破綻を煽るような話は市場関係者がよくやるストーリ営業(ポジショントーク)の一つに過ぎず、ほとんどは根拠なないうわさ話と評しています。逆もまた真なり、ということで国家は破綻しないという主張も自分の頭で同意するかどうか考えろということだと思います。

⑥今すぐデフレを脱却すべきというのもその通りだと思います。

日々成長。

関連記事

  1. 粉飾決算を巡りオリンパス社に初の損害賠償判決-東京地裁

  2. ストーリーとしての競争戦略

  3. 2011年危機(その2)

  4. 日産自動車の配当利回りは4.62%

  5. 中小企業金融円滑化法利用後の倒産件数がさらに加速しています

  6. 住宅ローンの低金利競争




カテゴリー

最近の記事

ブログ統計情報

  • 12,947,756 アクセス
ページ上部へ戻る