リース資産の表示科目
今回は、リース資産の表示科目の話です。
「リース取引に関する会計基準(企業会計基準第13号)」の適用開始時に検討して、その後は同様に処理を行っているというケースが多いので意識からほとんど消えていたのですが、今回、適用後約3年を経過して初めて資産計上しなければならないリース契約が生じたということで、「あれ?表示はどうするんだったかな・・・」と思いました。
すなわち、リース資産を「リース資産」として表示しなければならないのか、「車両運搬具」のような各科目に含めて表示しなければならないのかという疑問です。
「リース資産」として表示した会社もあったけど、この間の会社では各科目に含めていたような・・・
基準を見直してみると、第16項に「リース資産については、原則として、有形固定資産、無形固定資産の別に、一括してリース資産として表示する。ただし、有形固定資産又は無形固定資産に属する各科目に含めることもできる。」と書いてあります。
結局のところ「リース資産」として表示するのが原則ですが、各科目に含めてもよいということでどちらも可ということです。
どうりで両方見たような気がしたわけです。
なんとなく惰性で業務をこなしていたことを反省した出来事でした。
日々成長。