書籍のPDF化-Scansnap S1500+PK513L
読み終わった書籍等がたまってきたので、久しぶりに書籍をPDFにすることにしました。
使用している機材は富士通のスキャナーScansnap S1500とPLUSの裁断機PK513Lです。アマゾンで現時点での価格を確認したら、Scansnap S1500が39,389円で、PK513Lが30,394円でした。両方購入すると約7万円もするのですが、そこまでして書籍等をデータ化する価値があるかは、人によって感じ方が異なると思いますが、私の場合はその価値があると感じています。
ただ、もう機材を購入してしまっているので、そう思い込んでいるという部分もあるかもしれません・・・
私が書籍をデータ化するメリットとして感じるのは、たまに必要となる専門的な書籍をデータとしてノートPCに入れておけば調べたいときにその場で確認ができることと、書籍の保管場所が削減できるということです。
また、データ化して文字を検索可能なPDFにしておけば、用語の検索が可能となり、検索が容易になることもメリットの一つです。
逆にデメリットとしては、 検索が可能であるものの紙媒体のようにパラパラめくるというようなことができないので、紙媒体であれば簡単に見つかるようなことの検索に時間がかかることもあります。
また、読み終わった本は、とっておかないで捨てるかブックオフ等に売却してしまうという方の場合は場所の節約という観点ではあまり意味がないかもしれません。
Scansnap S1500等を使用し始めて約2年半が経ち、Scansnap S1500のカウンタ(消耗品の交換時期がわかるようにスキャンした枚数を確認することができます)を確認すると42000くらいとなっています。一部の消耗品はスキャン枚数5万枚が交換時期となっているのでそろそろですが、多少カタカタ音がするようになったものの、使い始めのころと比較しても特に性能が劣化したという感じはしません。
カタログ上の読み取りスピードは毎分20枚(両面読み取りで40ページ分)ということで、実際速度を計測したことはないですが、例えば「 9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」という書籍を裁断から読み取り完了するまでにかかる時間は10分もかかりませんでした。
読み取った書籍の解像度は、設定によっていろいろですが、画質をノーマルで白黒でスキャンした場合には以下のような感じになります。あまりきれいとはいえませんが、読む分には支障はありません。
全体のページ数は290ページくらいで、スキャンしたPDFの容量は3MB位です。PCのHDDの容量も大きくなってきているのでそれほど気にはなりません。特に外付けHDDに保管するのであればいっそう気にするレベルではありません。
仮に週刊ダイヤモンドなどをカラーでスキャンした場合 50MB~60MB位になります。またこの手の週刊誌は紙質の関係で詰まったり、重なりを検出したりしてすんなり一度でスキャンが完了するということはあまりありません。
また、紙が薄いので、多少裏写りもするので、気になる方もいるかもしれません。
裁断機のPK513Lについては、使い始めのころの切れ味はなくなりましたが、特に切れなくなったとか、すごく力が必要になったということはなく、上記で紹介した「 9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」であれば、1回で裁断することができました。
なお、裁断機の高さ的に、?「 9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」位の厚さが1回で裁断できる限界で、それよりも厚い場合は、まずはさみで半分くらいに切らなけらばなりません。
本をはさみで切ったことのある方はあまりいないのではないかと思いますが、やってみると普通のはさみで切ることができます。固い表紙の本の場合(専門書に多い)は、まず固い表紙部分を背表紙からはがして、そのあとではさみで適当な枚数に切っていきます。この場合も背表紙をはがしてしまえば、普通のはさみで簡単にきることができます。
一番の難点は、特に多少値の張る専門書の類を、はさみで切って裁断してしまっていいのかという心の葛藤にあります。上記のデメリットでも書きましたが、紙媒体のままのほうがいいこともあるのでまようことがあるのも事実です。
安い本であれば、最悪もう一冊買えばいいやという割り切りができますが、1冊3000円とか5000円とかになってくると正直悩みます。
今日は雑誌3冊を含め、1時間で6冊のデータ化が完了しました。
もうすぐキャノンから以下のスキャナーが発売されるそうです。毎分25枚のスキャンスピードということでスピードはこちらのほうが早く、給紙の方法も特徴があり、スキャンを放っておいてもスキャン後の書類がバラバラ床に落ちてしまうというようなこともなくなるかもしれません。
幸いまだ私のScansnap S1500が健在なので、まだ使用を継続しますが、今後上記の機種の評判等に注目です。
ニーズのある方は試してみてはいかがでしょうか。
日々成長