「スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション」-CEOを退きましたが・・・
先日、スティーブ・ジョブズ氏がアップル社のCEOから退くことが明らかになりましたが、「スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション」(カーマイン・ガロ著)で、成功の法則として以下の七つが述べられていました。
法則1:大好きなことをする
法則2:宇宙に衝撃を与える
法則3:頭に活を入れる
法則4:製品を売るな、夢を売れ
法則5:1000ものことにノーという
法則6:めちゃくちゃすごい体験を作る
法則7:メッセージの名人になる
法則2の宇宙に衝撃を与えるというのは、「我々はビジョンにかける。「後追い」製品など作らず、次なる夢を追い続けるのだ」というジョブズ氏の言葉に要約されています。魅力的なビジョンには、以下の共通する三つの特徴があり、その三つとは、「具体的」「簡潔」「徹底的」です。
「具体的」「簡潔」というのはよく言われていることだと思いますが、「徹底的」という部分が実現できていない会社も多いように感じます。
法則3の頭に活を入れるというのもなんなことだかこれだけではよくわからないと思いますが、「いろいろなものをつなぐ力」を磨くということです。
ハーバード大学の研究によると、イノベーターとそうでない人を分けるポイントは「関連付ける力」だということが明らかになっています。
イノベーターは、このほか「疑問力」「実験力」「ネットワーク力」「観察力」の四つのスキルを備えています。
法則7のメッセージに名人になるというのは、個人的にアップル社が他の会社よりも優れている重要なポイントではないかと思います。最近のiPadのTVCMを見ていても、見ていて欲しくなるようなCMではないかと思います。一方で、最近低迷してきたゲーム機のCMは「新価格で登場」というような感じのCMで買いたいと思わせるような作りにはなっていないように思います。
素晴らしいメッセージは、口コミを広げる効果もあり、最近の状況を考えると非常に重要な点ではないかと思います。
日々成長