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SBI追跡記事-FACTA2012年8月号

SBIホールディングスもオリンパスに続いてしまうのか?“というエントリで、ここ半年くらいFACTAがSBIホールディングスを追っているということを書きましたが、FACTAの8月号では「SBIが面妖な日経全面広告」という記事が掲載されていました。

今回の記事の前半は、SBIが総会前日に日経にALA(5-アミノレブリン酸)に関する全面広告を掲載しているが、SBIファーマー(旧SBIアラプロモ)の時価総額を720億円と評価したことを正当化しようとするもので白々しいという感じの内容となっています。

今回の記事で興味深かったのは後半で、上記の時価総額720億円の根拠となったネクシィーズの増資の約半年前にSBIがアラプロモ株972億円をSBIの北尾吉孝氏に売却したという事実が、SBI香港上場時の目論見書に記載されていたという内容です。

「2012年12月30日、アラプロモの株式972株を1株102万8570円で、現金10億円で購入したとある」とのことで、「SBIのCEO(最高経営責任者)が、自分の会社が投資して尋常でない肩入れをしている企業の株式を、自ら会社ら購入するとはどういうことなのか。」とされています。

また、アラプロモの時価総額720億円の算出根拠となったネクシィーズや北尾氏が受けていた増資を同額で引き受けた企業が明らかとなったとして、以下の2つの企業の名前があげられています。
・ナガセ・・・「東進ハイスクール」「四谷大塚」「イトマンスイミングスクール」などを傘下に収めている。ナガセの母体をなった「ナガセ進学教室」を設立した永瀬氏が、北尾氏と野村証券の同期とのこと。
・澤田ホールディングス・・・HISやエイチ・エス証券などを傘下に収める持株会社。

また、コスモ石油が、旧アラプロモの14.4%株主であり、コスモ石油でのSBIファーマの評価額は1株5万円で、この差は何なのか?とされています。

ただこの点については、コスモ石油が旧アラプロモの設立時からの株主であれば、非上場株式なので時価評価されるわけではなく1株5万円で評価されていること自体は、会計基準上そうなっているというだけなのかもしれません。
逆に言えば、旧アラプロモは年々10億円の赤字を垂れ流す会社であったようですが、それでも減損されていないということになります。赤字も当初の事業計画どおりであれば、減損の対象から外されているということも考えられます。

この問題が、最終的にどうなるのか注目です。

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