閉じる
閉じる
閉じる
  1. 非財務情報開示強化に向けた動向
  2. 監査法人ハイビスカスに対する行政処分等を勧告
  3. 借入暗号資産の時価評価による評価損計上は可能?
  4. 賃上げ税制、宣言未達成でも適用の適否に影響なし
  5. 四半期報告書が廃止されても中間監査の復活はないようです
  6. 受取配当等益金不算入制度で多い誤りとは?
  7. メール送信する請求書ドラフトは電帳法対象外を応用すると…
  8. 四半期開示は結局どうなる?
  9. 取締役会議事録に記載しなければならない事項
  10. 意見不表明は極めて例外的な状況のみに許容される
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

上場直後の食中毒発生は運が悪い?-鳥貴族

前回に引き続きですが、昨日目にした適時開示でもう1件、目に付いたものがありました。

それは、株式会社鳥貴族の「食中毒事故発生に関するお詫びとお知らせ」です。飲食業であれば、食中毒を起こしてしまう可能性はあるわけですが、これが目についてたのは「鳥貴族」という名前が記憶にあったためです。

株式会社鳥貴族は、2014年7月10日にジャスダックに上場を果たしたばかりの会社で、覚えやすい名前であったので、先日上場したばかりの会社だと記憶しており、運が悪いなと感じたのが第一印象でしたが、業績などを確認してみることにしました。。

Iの部に記載されている「主要な経営指標等の推移」によると、過去5年の業績は以下のように推移しています。
2014-08-22_1
(株式会社鳥貴族 Iの部)

売上は右肩上がりで成長し5年前の約3倍となっているものの、経常利益では5年前の約1.8倍にととどまっています。過去5年の経常利益は5期前の売上高43億円の時の2億8000万円が最高となっていましたが、直前々期(1億9600万円)から直前期には4億9200万円と過去5年では初めて経常利益3億円を突破し、5億円に近い金額をたたき出しています。

さらに、申請期の第3四半期には売上高107億円に対して経常利益6億6800万円を記録しています。単純年換算で考えると年度では約9億円の経常利益を計上することになります。

教科書的な右肩上がりの絶妙なタイミングで上手に上場したなあという感じの結果といえます。何故、売上高に比してここまで利益が改善したのかについては、「業績等の概要」からはよくわかりませんが、「事業の内容」には「スケールメリットにより質の高い食材をより低価格で調達することができる」と書かれています。

鶏肉というと、最近あったマクドナルドの件が思い出されてしまうので、そこに「食中毒」+利益が増加傾向+いいタイミングで上場を達成、となると、まさか・・・と勘繰りたくなってしまいます。

しかしながら、「業績等の概要」には、「雇用や所得環境は依然として厳しく、電気料金の値上げ、原材料価格の上昇など、先行き不透明な場行が続いて」いる中でも、「品質管理及び衛星管理を今まで以上に徹底・強化する」ことを目標に取り組んでいると記載されていますし、今回、実際に食中毒を起こしてしまった店舗は、鳥貴族の直営店ではなく鳥貴族カムレードチェーン加盟会社の一つであったため、直営店での衛生管理には注力していたものの加盟店への教育指導が不十分であったということなのかもしれません。

さて、Iの部には直営店と加盟店の店舗数の推移が記載されており、2014年4月末時点では、直営店184店舗に対して、加盟店169店舗となっています。

では、売上に占める直営店売上と加盟店からのロイヤルティ等はどの程度の構成になっているのかですが、この点については特に開示されていません。この手の会社の場合、客単価の推移とか、直営店一店舗当たりの売上高の推移なんかが開示されていることが多いように思いますが、そういった情報は見当たりません。

固定ページ:

1

2

関連記事

  1. 監査工数の増加等を理由に監査人交代で大手が後任に

  2. 有価証券報告書作成の留意点(平成27年3月期)-その3

  3. 主婦年金免除基準引き下げを検討?

  4. 関連当事者に対する債権に貸倒引当金を設定したら・・・

  5. 特別賞与支給の適時開示

  6. ストーリーとしての競争戦略




カテゴリー

最近の記事

ブログ統計情報

  • 11,990,136 アクセス
ページ上部へ戻る