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新入社員の意識調査-2014年度

労政時報3871号に2014年度新入社員の主要5調査の結果が掲載されていました。

ここで取り上げられていたのは以下の五つの調査結果です。

  1. 「働くことの意識」調査(日本生産性本部、日本経済青年協議会)
  2. 春の意識調査(日本生産性本部)
  3. 会社や社会に対する意識調査(日本能率協会)
  4. 新入社員の会社生活調査(産業能率大学)
  5. 新入社員意識調査(リクルートマネジメントソリューションズ)

まず、興味深かったのは上記2の調査で、「海外勤務のチャンスがあれば、応じたい」とする回答は50.1%で、2011年の設問開始以来過去最低となったとのことです。最近の若者は内向き志向だと言われているので、もっと低い割合なのかと思っていましたが、2011年以降最低といっても半数は海外勤務OKと回答するようです。

なお、上記3の調査結果によると、「海外赴任してみたいと思うか」という質問に対して「してみたい」は40.9%、「したくない」が57.7%となっています。さらに、上記5の調査では、Yes、Noではなく、5段階(ぜひ働きたい、働きたい、どちらともいえない、働きたくない、絶対に働きたくない)の回答で「海外で働きたいか」という質問した結果、「働きたくない」と「絶対に働きたくない」は合計で39.8%であり、「どちらともいえない」が30.5%となっています。

個人的には最後の結果が実態に近いのではないかと思います。「どちらともいえない」は、いいかえると、場所によるということなのではないでしょうか。確かに、アメリカの主要都市やヨーロッパの主要都市なら行きたいというような人は多いのかもしれません。

次に、上記4の「最終的に目標とする役職・地位」の調査結果も興味深いものでした。最終目標とする役職・地位で「社長」と答えたのは9%で、調査を開始した1990年度以来最低となったとのことです。一方で、「終身雇用制度を望む割合」は76.3%で過去最高となっています。なお、地位・役職では「地位には関心がない」が41.5%と最も大きいのですが、それを除くと「部長クラス」が21.1%と最も高くなっています。

社長としての責任を負うのが嫌なのか、部長位が現実的な目標と考えるのかは定かではありませんが、上記5の「管理職にどれくらいなりたいか」という質問に対して否定的な回答をした割合が25.6%(どちらでもいえない29.5%)であったことからすると、現実的な目標として「部長クラス」と回答する割合が高くなっているということなのではないかと思います。

次に、上記1の「会社を選ぶとき、どういう要因を最も重視しましたか」という質問に対して「福利厚生施設が充実している」という回答が10%となっていました。1990年から5年刻みおよび昨年は1%~2%であったのに対して、2014年度の回答割合は異常な結果となっています。過去の推移からすると、かなり異常ですが、なんらかの傾向の変化なのか、偶然なのか来年の調査結果に注目です。

最後に、「上司からSNSで友達申請があったらどう思うか」という質問に対して、「うれしい」または「どちらかといえばうれしい」と回答したのは全体の55%であったそうです。男女別にみると、男性の方が肯定的な意見をもっているという結果となっています。

ただし、「嫌だ」と回答している人も14%いるので、上司のみなさんは注意しましょう。

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