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出る杭はもっと出ろ!

褒めてから叱るのと叱ってから褒めるのはどちらがよいのか?

今回はかなり古い実験ではありますが、アメリカの心理学者であるアロンロンとリンダ―が行った実験結果から考えます。

アロンソンとリンダ―はミネソタ大学の女子学生80名を対象に「好意性の返報性実験」を実施しました。「好意性の返報性実験」というと難しいですが、簡単に言えば相手に好意を示すと相手から好意評価が返ってくるのかを実験したということです。

この実験での結論は、基本的に相手に好意を示すと相手もその人に好意を示すというものですが、相手に対して抱く好意の強さは、一貫して好意を示すのか、好意を示してから非好意を示すのか等によって異なるそうです。この実験では具体的に以下の四つのパターンで実験が行われています。

1.好意→好意
2.好意→非好意
3.非好意→好意
4.非好意→非好意

さて、上の四つパターンで相手が抱く好意の強さはどうだったかですが、好意性の返報性ということからすると4.が最も低そうということになりますが、実際の実験結果は異なります。

つまり、相手からの好意が強い順にならべると、
3.非好意→好意
1.好意→好意
4.非好意→非好意
2.好意→非好意

という順になっています。

好意→非好意は非好意→非好意よりも相手からの評価が低くなるといのは覚えておくとよいのではないでしょうか。

少し前に「ツンデレ」という言葉がはやりましたが、「ツンデレ」と「デレツン」では相手に与える印象が全く異なるということなのだと考えらえます。

さて、好意=褒める、非好意=叱るだと考えると、褒めてから叱るのかよりは、叱ってから褒めるのかのいずれが相手からの反発が少ないということになりそうです。

しかしながら、面接などによるフィードバック時には、先に叱る(注意する)と相手が心理的に防御的になって注意を受け入れないので先に褒めるべき点を褒めた方がよいと言われることが一般的です。確かに、最初に注意されると身構えるというのも感覚としてよく理解できます。

好意を抱いている(評価している)人からの評価は受け入れやすいと思いますので、普段は叱ったら褒めるということを心掛けておき、フィードバック面接のような場合には、褒めておいた後で改善点を伝えるというのが効果的ということになるのではないかと思います。

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