Excel利用時のこのマウス操作は常識?
今回はExcel使用時のマウス操作についてです。Excelはキーボードですべての操作ができるように作られているらしいのでキーボードしか使わないという方もいるかもしれませんが、デスクトップPCを使っている場合はマウスも使用していることが普通だと思います。
で、キーボード操作だとショートカットキーがどうこうという話になるのですが、そもそもマウス操作もきちんと理解していなかったということに最近になって気づきました。
常識なのかも知れませんが、個人的にはそうだったのかと感じた操作を取り上げます。
1.データの終点へのジャンプ
ショートカットキーでいうとCTRT+矢印キーとかCTRT+HOMEなどの操作です。マウスだけでこの操作ができたんだというのが最初の処理です。
方法はいたって簡単で、表内のセルで移動したい方向の枠をダブルクリックするというものです。下のケースでは下方向に入力されているデータの終点のセルにジャンプします。セルの右枠であれば右側の終点セルへ、上枠であれば上側の終点セルを選択することができます。
データ量が多い表の場合でも、セルから手を離してキーボードでCTRL+↓などという操作をする必要はありません。
2.表内のデータクリア
年度毎に入力値をアップデートする必要がある定型的な表があった場合、年度が替わると表内のデータを削除する必要があります。
消したい範囲を選択してDELキーを押せば削除できるわけですが、マウスを使用して範囲を選択するのであれば、以下のように入力内容を削除できます。
マウスを使用して、消去したい範囲をドラッグします。ドラッグした終点、たとえば下の図のように、左上のセルから右下のセルに向かってドラッグした場合は、右下の角にポインタを合わせると「+」が表示されます。
今度は逆に消去したい範囲の内側に向かってドラッグすると、入力内容が消去されるセルが薄い灰色に変わっていきます。
消去したい範囲全体が薄い灰色になったら左クリックボタンを放します。すると、データが削除されます。
範囲を選択してDELキーを押した方が早いということもあるでしょうが、マウス操作も覚えておいて損はないと思います。
また、これを応用すると、以下のように空白部分を選択してドラッグすることにより、罫線も含めセルを削除することができます。この方法も意外に役に立つのではないかと思います。