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鳥貴族28年ぶりの値上げ-株式市場は値上げを好感

本日朝一の適時開示で東証一部に上場している鳥貴族が「価格改定に関するお知らせ」という適時開示を行いました。

同社は全品280円均一(税抜)が特徴でしたが、上記リリースによれば、人件費等の高騰による店舗運営コストが上昇していることをうけ、10月1日より全品298円(税抜)均一に価格を改定するとのことです。

株式市場は価格改定を好感し、本日の株価は先週末の終値から8.19%上昇し2,815円となりました。市場の評価からすると、これくらいの値上げであれば、客単価の上昇が客数の減少を上回ると多くの人が考えているということのようです。

鳥貴族が値上げをするのは28年ぶりとのことで、長らくデフレデフレと言われているとはいえ、いままでよくがんばってきたなというのが率直な感想です。

2017年6月9日に公表された平成29年7月期第3四半期決算短信の通期業績予想によれば、同社の通期売上高は291億円、営業利益は13.2億円とされています。前期実績は売上高245億円、営業利益約16億円です。

売上高は前期比約18.7%増と順調に推移している一方で、営業利益率でみると、前期実績が6.5%であったのに対し、当期の見込が4.5%と約2ポイント悪化しており、店舗運営コストの上昇が窺えます。ただし、平成27年7月期こそ営業利益率は6%程度でしたが、平成26年7月期は4.7%、平成25年7月期は3.1%となっていますので、前期及び前々期がよかったという見方もできます。

ちなみに他の飲食業の営業利益率はどのくらいなのかと、いくつか確認してみると以下のようになっていました。

サイゼリア 7.4%(平成29年12月期業績予想)
吉野屋 2.2%(平成30年2月期業績予想)
日本マクドナルドホールディングス 6.6%(平成29年12月期業績予想)
すかいらーく 8.9%(平成29年12月期業績予想)
大戸屋 3.2%(平成30年3月期業績予想)

営業利益率が4%を下回る会社もあるものの、やはり営業利益率が6%程度は確保したいところでしょうか。

現状の利益ベースでPER38倍。利益改善が見込まれるものの、果たして市場の評価は妥当なのか今後の動向に注目してみたいと思います。

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