ロボットの耐用年数は何年
ロボットというと、少し前までは生産工程の一部に導入されているような産業用ロボットを意味することが普通でしたが、ソフトバンクのPepperなど人間とのコミュニケーションが可能なAIを搭載したロボットも登場してきています。ちなみにPepperはソフトバンクロボティクス株式会社のHPで確認したところ約118万円で購入できるようです。「契約者タイプ」に「個人」もあるので、個人でも購入できるようです。
このようなコミュニケーションロボットの税務上の耐用年数は何年になるのかについて、税務通信3528号のショウ・ウィンドウで取り上げられていました。
この記事によると、コミュニケーションロボットについては、屋内で単に顧客とのコミュニケーションや販売促進等に使用する場合には、別表第一の「器具及び備品」「5看板及び広告器具」「その他のもの」「主として金属製のもの」に該当し耐用年数は10年となるようだとされています。
また、接客等で屋内を動き回ったり、商品を運搬したりする場合は、別表第一の「器具及び備品」「11前掲のもの以外のもの」「主として金属製のもの」に該当し、こちらもやはり耐用年数は10年となるようだとされています。
コミュニケーションロボットの場合は、外側よりも中身が重要なはずで、ムーアの法則から1年半経過すると結構陳腐化が進むのではないかと思いますので、上記のいずれの場合でも10年というのは償却期間としては長すぎるのではないかと感じます。
耐用年数4年くらいにして成長分野への投資を促進するというような政策があってもよいのではないかと思います。