閉じる
閉じる
閉じる
  1. ムゲンエステート、消費税をめぐる裁判で上告を断念
  2. 研究開発税制の自社利用ソフトへの適用拡大
  3. 2021年2月期の小売業・サービス業のコロナ影響収束見込
  4. 公益財団法人への自己株の低額割当が散見される?
  5. 2021年3月期有価証券報告書、金融庁レビューの重点テーマ審査は?
  6. 在宅勤務時の残業食事代の課税関係
  7. 名義変更保険の節税が不可能になるようです
  8. ワーケーション旅費の税務上の取扱い
  9. 2020年12月期KAMの早期適用は8社
  10. 2021年3月期における法人税の誤りやすいポイントとは?
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

情報提供要請の法整備が検討されているそうです

税務通信3529号の税務の動向に”「情報紹介手続」の規程の整備も検討”という記事が掲載されていました。

現在でも、国税当局は、申告漏れなどが想定される取引を把握した場合には、その取引を行っている業者に情報提供を依頼することがありますが、これはあくまで事業者の任意の協力を前提としたものとなっています。

国税から情報提供の依頼を受けても、事業主としては取引関係の維持等を考えると応じてもよいものなのかを悩ましいことも想定されます。また、米国のアップルがFBIの捜査協力要請を拒んだというように、法的根拠のない要請に安易に応じないというスタンスを貫こうとする事業主もいると思われます。この点について、税務通信の記事によれば、「取引先とのトラブルが生じかねないといったリスクを事業者が追うことになるとの声もあり、情報提供がされないケースが生じている模様だ」と述べられています。

このような状況を踏まえ、「国税当局がその取引を行っている事業者等に対して、その取引者の「氏名等」の情報提供を要請できる法的な根拠を新たに整備することも検討される見込みだ」とのことです。

海外では既に制度化されている国もあるとのことで、日本でも導入される可能性は高そうですが、例えば、アフィリエイトサービスのプロバイダーに年間○○万円以上の報酬を得ている取引先の情報全ての提供を要請することができるようになるのかという疑問が生じます。

この点については、「対象としては申告漏れが想定されるケース等に限定される可能性が高い」とのことです。自主申告納税制度がとられている以上、網羅的に再チェックをかけるような情報提供は行われないということなのだと考えられます。ただし、このような条件が付されると、情報提供を要請する前提条件を満たしていたのか否かで争いになることは考えられます。

また、制度化された場合に、過去分も含めて情報提供要請が可能となるのかという点も気になります。仮想通貨取引や民泊などで利益を得ていながら課税を逃れているというケースは結構あるのではないかと思われますので、制度化された後に、過去何年分かを遡れるとなると、追徴可能な金額も大きくなる可能性が高くなります。本来納めるべき税金を納めていなかったということなので、同情の余地はありませんが・・・

きちんと納税することを促進するためにも、制度化が実現されることが望まれます。

関連記事

  1. 復興特別所得税-税理士等報酬の課税時期の判断は原則として役務提供…

  2. 消費税(その8)-個別対応方式勘定別留意点2

  3. 納税通知書の郵便事故主張は難しいようです

  4. 返金伝票綴りで過怠税-「判取帳」って何?(印紙税)

  5. 会社役員賠償責任保険と費用負担

  6. 税務調査において電子メールの開示は拒否できるのか?

カテゴリー

最近の記事

ブログ統計情報

  • 10,972,894 アクセス
ページ上部へ戻る