閉じる
閉じる
閉じる
  1. 18監査事務所が会計士資格を誤表記で有報訂正が必要らしい
  2. 内部統制新基準が2025年3月期より適用に(公開草案)
  3. デューデリジェンス(DD)費用の税務上の取り扱い
  4. テレワークの交通費、所得税の非課税限度額適用の有無は本来の勤務地で判断…
  5. プライム市場上場会社、88.1%が英文招集通知を提供
  6. タクシー、インボイス対応か否かは表示灯での表示を検討?
  7. 副業の事業所得該当判断の金額基準はパブコメ多数で見直し
  8. 総会資料の電子提供制度、発送物の主流はアクセス通知+議案等となりそう
  9. 押印後データ交付の場合、作成データのみの保存は不可(伝帳法)
  10. 四半期開示の議論再開(第1回DWG)
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

内部統制報告制度強化等は先送り

そもそもそんな議論がなされていたことすら把握していませんでしたが、金融庁の「会計監査の在り方の関する懇談会(令和3事業年度)」において、「内部統制報告制度の規制強化」と「有価証券報告書の財務諸表に(対する)監査役等による報告書の導入」が論点となっていたそうです。

結論としてはタイトルにあるとおり、事実上先送りとなったようです(T&A master NO.907「内部統制報告制度強化等は事実上先送り」)。

懇談会が11月12日に公表した「論点整理」において、「内部統制報告制の規制強化」については、➀内部統制の整備・運用状況について分析を行った上で、国際的な内部統制・リスクマネジメントの議論の進展も踏まえながら、②必要に応じて、内部統制の実効性向上に向けた議論を進めるとのステップが示されたとのことです。T&A masterの記事では「➀だけでもかなりの時間を要することが見込まれる上、その分析に結果を受け「必要」と判断されて初めて議論の俎上に載るということを考えると、事実上、本論点は先送りになったと言えそうだ」と述べられています。

内部統制は重要だとは思いますが、より要求水準が高くなると、会社の側からすると本音としては価値を感じない無駄な作業が増えてしまうような気がします。

また、「有価証券報告書の財務諸表に(対する)監査役等による報告書の導入」についても、「有価証券報告書に監査役等による報告書を求めることを通じた財務報告に係るガバナンスに対する監査役等の責任の明確化などについても、中長期的に検討されるべき」とされるにとどまっており、上記の記事では「短期的な制度化はないだろう」と述べられています。

どの程度の内容を要求するのかにもよりますが、仮にこれが実現したとすると、監査役の候補者を探すのがかなり大変になることが予想されます。また、監査役の作業を補助する補助者も(追加で)かなり必要となることが予想されますので、こちらも導入のハードルはかなり高いように感じます。

個人的にはこのまま忘れ去れてしまうことを願います。

関連記事

  1. 過年度決算の訂正と内部統制報告書の訂正-決算訂正2度の三櫻工業(…

  2. 新規上場後3年の内部統制監査免除の除外規定が新設予定

  3. 収入印紙を金券ショップで換金するという不正手段

  4. 内部監査のデュアルレポートライン化が必須に?

  5. 過年度遡及修正と内部統制報告制度の関係

  6. 新規上場後3年間は内部統制監査免除する法案が衆議院を通過




カテゴリー

最近の記事

ブログ統計情報

  • 12,946,917 アクセス
ページ上部へ戻る