「七つの会議」(池井戸潤 著)を読んで
「七つの会議」(池井戸潤 著)を読みました。筆者のことは知りませんでしたが、本帯の「いまこの会社で何かが起きている」というのが面白そうで手にとりました。
個人的な評価としては5点中3点といったところです。大手電機メーカの子会社である中堅電機メーカーで起こった企業不祥事を巡る物語ですが、読み終わった時に何となくすっきりしない感じがしました。ただし、これは、このような物語の好き嫌いの問題なのかもしれません。
組織の存続を優先するあまり不正を隠蔽しようとするあたりは、現実にもありそうな話ですが、「ありそう」であるが何となく中途半端、といったところでしょうか。池井戸氏は「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」なんかが有名なようで、確かにこれらの本を書店で見かけた記憶はあって、Amazonの評価ではいずれも高評価を受けているようですが、真山仁氏の「ハゲタカ」なんかの方が個人的にはあっているようです。
直ぐに、次の池井戸作品を読みたいという感じではありませんが、1冊で評価するのもどうかと思うので、また時間があれば「空飛ぶタイヤ」か「下町ロケット」のいずれかを読んでみたいと思います。
日々成長