太陽電池の変換効率大幅アップ
日経新聞のWebを見ていたら以下の記事がありました。
「東京大学の荒川泰彦教授らとシャープは、現在20%程度にとどまっている太陽電池の変換効率を、75%以上にできる構造をコンピューターによる解析で突き止めた。化合物半導体でできた数ナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの「量子ドット」を敷き詰めた面を何層も重ねる。25日付の米物理学会の論文誌「アプライド・フィジクス・レターズ」に発表する。
考案した太陽電池は量子ドットを敷き詰めた面を積層して厚さを数~10マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルにし、両面に電極を取り付ける。量子ドットの配置を最適化することで従来の太陽電池では素通りする赤外光も電気に変えることができ、変換効率を大幅に引き上げることが可能になるという。」(日経新聞Web版 2011年4月25日)
太陽電池は変換効率が低いため、発電手段としては補助的な位置づけとして見られていたと思いますが、仮に約4倍の変換効率が実現すれば大きな可能性を感じます。
コスト的にどうなのか等は、現時点では分かりませんが、国の施策としてこうした分野に注力していることは必要だと思います。
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