浜岡原発停止の疑問点
中部電力が政府(首相?)の要請をうけ、浜岡原発の全炉停止を決定したということですが疑問点が二つあります。
第一に、公共性が強いと言っても民間企業に対して、突然政府が口出しする根拠がよくわかりません。万一の場合の影響が大きいからというのはわからなくもないですが、それなりの手続きを踏んでやるべきではないかと感じます。
とっとと決めればいいことを決めず、手続きを踏んでやるべきことをショートカットするというのは、厳しいようですが終わっていると強く感じます。
中部電力としても、民間企業として受け入れるかどうかの検討をするという姿勢でしたが、この要請を受け入れずに、地震等で万一のことがあったとしたならば政府の要請を拒んだということですべての責任を中部電力が負わなければならない可能性があるため、赤字になっても逆らえないでしょう。一言でいえば脅迫ですね。
第二に、今回の原発の操業停止により中部電力の株価は10%程度下落し、株主(私は株主ではなりません、念のため)は経済的な損失を負っています。仮にこの位の株価が継続するならば、事故も何も起こっていない状況で 株主が責任を取らされているという見方もできます。だったら、既に悲惨なことになっている東京電力の株主の責任が甘すぎないかと感じます。
国有化でもなんでもして、既存株の価値をなくして、それでも東京電力の株に投資したいという人に対し新株を発行すればいいのではないでしょうか。
ずるずる行きそうな気配からすると、公的年金が大量に東京電力株を保有しており、株価を回復させたいという思惑があるのではないかと疑いたくなります。
日々成長。