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平成27年1月~5月の上場会社における会計監査人の異動は50社-経営財務調べ

経営財務3215号に「監査人の異動,27年1~5月は上場50社」という記事が掲載されていました。

タイトルの通り、上場会社における会計監査人の異動が50社あったということですが、異動状況は以下のとおりとされています。

・四大監査法人間 16社
・四大監査法人→その他監査法人・個人事務所 10社
・その他監査法人・個人事務所→四大監査法人 7社
・「その他監査法人・個人事務所」間 17社

四大監査法人でクライアントを失った数を、監査法人別にカウントしてみると以下のようになっていました。
・トーマツ 16社
・新日本 7社
・あずさ 1社
・あらた 1社

一方で、四大監査法人でクライアントを獲得した数をカウントすると以下のようになっています。
・トーマツ 4社
・新日本 12社
・あずさ 4社
・あらた 3社

四大監査法人間の異動(16社)の内訳に限ると、クライアントを増加させたのは、
・新日本 8社
・あずさ 4社
・トーマツ 2社
・あらた 2社

クライアントを失ったのは
・トーマツ 9社
・新日本 5社
・あずさ 2社
・あらた 1社

となっています。

全体的にみると、やはりトーマツのクライアント数減少が目立つといえそうです。

なお、「異動の決定又は異動に至った理由および経緯」はほとんどのケースで「任期満了」に言及しているとのことですが、それ以外の理由としては以下のようなものがあるとのことです。

・業種や事業規模,監査費用の相当性等を検討して現状により即した監査人を選任など 8社
・連結決算において効率的な監査の実現を図るため、親会社等と同じ監査人を選任など 7社

その他面白いものとしては「人手不足等により監査の継続は難しいとの通知を受けた」というものが1社あったとのことです。

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