企業財務会計士なくなる!
大量合格者の就職難救済を目論んで導入が検討されていた「企業財務会計士」制度ですが、「関連法案から同制度の創設を削除する修正案を野党が提出し、参院財政金融委員会で21日、可決され」、導入が見送られることになりました。
企業が必要としていないと自民党などが反対したようです。私もあまり意味はないと思いますが、「企業が必要としていない」というのはもっともらしいですが、理由になっていない気がします。
別に企業が「企業財務会計士」なるものを雇用しなければならないという制度ではないので、企業としては作りたきゃ作ればいいんじゃないの?という感じではないでしょうか。ただ、「企業財務会計士」だからといって、高待遇で雇用する気はないというのが実態のような気がします。
会計基準もどんどん変わり、監査も細かくなって、会社に専門的な知識を持った人のニーズがないわけではないと思います。ただ、やはり試験に合格しただけの人には魅力をあまり感じないということです。
「企業財務会計士」なる制度のもとで、税理士登録が可能だったのかはわかりませんが、仮に可能だとすれば、税理士の方には影響があったかもしれませんね。もっとも、税金を専門に勉強して実務を行っている税理士の方の仕事を減らすことになるとは思えませんが・・・
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