日本でいちばん大切にしたい会社3
坂本光司氏の「日本でいちばん大切にしたい会社3」を読みました。シリーズ三作目ですが、今回は以下の7社が紹介されていました。
①徳武産業株式会社(香川県さぬき市)⇒靴メーカー
②中央タクシー株式会社(長野県長野市)
③株式会社日本レーザー(東京都新宿区)
④株式会社ラグーナ出版(鹿児島県鹿児島市)
⑤株式会社大谷(新潟県新潟市)⇒はんこ屋
⑥島根電工株式会社(島根県松江市)
⑦株式会社清月記(宮城県仙台市)⇒葬儀社
いずれの会社も印象的なエピソードが紹介されていますが、個人的には⑦の株式会社清月記が一番印象に残りました。
株式会社清月記は、東北・北海道地区を含めて最大の葬儀社ということで、昨年の東日本大震災の影響を大きく受けた会社です。東日本大震災に対応した社員の方々の対応や、家を流されてしまった家族のためにミニ仏壇1500基を無償で提供した話など、自らも被災していながら葬儀社としてできることをやるという姿勢がすばらしいと思いました。
株式会社清月記では、自社の会館で行われる葬儀に限るもののインターネットに訃報を載せるサービスを行っており、そこから弔電(無料)や供物、供花、香典の手配も行うことができるそうです。
香典については、1000円の手数料を払えば日本全国から届けることができるということで、これはあったらいいなと感じる方が多いサービスではないかと思います。
さらに、葬儀や通夜の様子をライブでインターネットで流しているそうです。これについては否定的な方もいるかもしれませんが、実際に行くのが一番だとしても仕事をしているとどうしても行くことができないというようなこともあり得ます。
特にお世話になった方の葬儀などは、自己満足かもしれませんが、インターネット経由であっても様子をみることができるのはありがたいサービスではないかと思います。
このシリーズで、紹介される大企業がでてくるのはいつの日になるのでしょうか。
日々成長