就職難で公認会計士受験者が激減が金融庁の誤算だそうですが・・・
本日Yahooニュースに産経新聞が配信した「就職難で公認会計士受験者が激減 金融庁の誤算…人材の質低下を懸念」という記事が掲載されていました。
何が誤算だよ!と思って記事の内容を確認してみると、以下のような内容でした。
とこんな感じの内容でした。
まず第一に日系企業で会計士資格を持っていることを高く評価してくれる一流企業は皆無といえます。これは、10年前から特に変わっている感じはしません。したがって、一般企業が試験合格者を採用するケースが増えないというのは不思議でもなんでもなく当然です。
次に会計士需要の減少ですが、内部統制への対応が一巡すれば人が余ることは明らかだったはずですし、監査法人も人が自然にフェードアウトしていかなければ成り立たない構造であるにもかかわらず、同期で半分辞めてもまだ足りないくらい採用しては行き詰るのも明らかだったはずです。
最後に「組織内会計士」が増えているそうですが、監査法人をリストラされたり監査法人に就職できない人がいるので当然でしょう。ただし、感覚的には一般企業で評価されている有資格者は、会計士登録を抹消していることが多いように思います。理由は簡単で、会社が会計士協会の年会費を負担してくれないことと、会計士登録していることにメリットがないからです。
最近ではIPOが活況で上場会社も増えてきていますが、既に余っていることを考えると年間1000人も増えれば当面は十分ではないかと思えてなりません。
日々成長