会計基準選択の採用理由までの記載は不要なようです
以前”東証決算短信の記載要領が改正(2014年11月)-会計基準選択の考え方の記載が必須に!”というエントリで記載しましたが、平成27年3月期より決算短信で「会計基準の選択に関する基本的な考え方」を記載することが必要となりました。
IFRSの任意適用企業拡大促進を目指した改正であったため、IFRSを採用することを考えていないような場合にはどうすればよいのかが気になっていましたが、T&A Master No.575でこの点が取り上げられていました。
同記事によると「IFRSへの移行を検討していない上場企業は、日本基準(米国基準)を採用している理由を書かなければならないのかといった疑問が生じていた」が、「この点、本誌の取得によれば、IFRSへの移行を検討しなければ「今後も日本基準(米国基準)を使用する」といった旨を開示すればよいとされている。採用理由を開示することまでは求められていないようだ。」とのことです。
変に取り繕う必要な内容で、一安心です(そもそもの趣旨には反しますが・・・)。
日々成長。