2014年のIPOは80社予定
12月にも数多くの新規上場会社が登場していますが、経営財務3192号によれば、2014年のIPO社数は80社となるようです。
前年比では22社増で、社数の増加もさることながら、マザーズが市場別で44社で5割超となっている点が目につきます。業種別では情報・通信業が全体の3割(24社)で最多となっており、これに昨年最多であったサービス業が18社と続いています。
マザーズ以外の市場別では、JASDAQ(11社)、東証一部(10社)、東証二部(10社)となっています。いまや同じ証券取引所に属するマザーズとJASDAQですが、著しい差がついているのが現状です。
監査法人別にみると、昨年に引き続きトーマツが30社で最多となっているそうですが、上場直後に問題を起こしている会社もあるので、正直微妙な印象です。トーマツに続いては、あずさ(22社)、新日本(18社)と三大法人で70社を占めていることになります。
一時1ドル120円を超えた円も再び円安に振れ、日経平均もあっという間に1万7000円を下回る水準になってしまいました。選挙前には株高による資産効果なんて言葉も政治家の口から聞こえていましたが、選挙が終わるとこんなもの?という感じもします。
国策として上場会社を増やそうとしている感が漂っていますが、証券取引所が審査を強化する方向で検討しているというような話も聞きますので、来期も今期のような状態が継続してもらいたいですが、果たしてどうなることやら。
日々成長