QRコード利用の納付が可能に
消費税増税時の還元策などに関連してキャッシュレス決済が報道等で最近頻繁に取り上げられていることもあり、2019年1月から「QRコードを利用したコンビニ納付」が導入されるという税務通信3536号の記事を目にして勝手にキャッシュレス化を連想しましたが・・・。
従来からコンビニでの現金納付は可能となっていますが、「自宅等で申告書を作成した場合には、納付書の取得のために税務署の窓口に出向く必要」がありました。これが、2019年1月4日からは「自宅等において納付に必要な情報をQRコード化し、これをコンビニ備付けのキオスク端末で読み取らせることにより納付書を出力し、この納付書を添えて税額相当額をコンビニのレジで納付できる」ようになるとのことです。
したがって、平成最後の確定申告から利用可能となります。ただし、「従来のコンビニ納付と同様に,納付できる金額は30万円以下であり、納付は現金に限られている(クレジットカードや電子マネーによる納付は不可)」とされています。
というわけで、単に納付書を窓口に取りに行かなくてもよくなるというだけで、キャッシュレスとは無関係でしたが、一部の納税者の方の利便性は高まると考えられます。
なお、「QRコードによる納付を行った後、納付済みの納税証明書の発行が可能となるまで3週間程度かかる場合があるため(払込金受領証は納付の際に発行)、利用の際には注意が必要だ」と注意点も述べられています。
個人的にはすべての税金についてクレジットカード払いが可能になって、かつ、手数料が安くなればそれが一番ありがたいと思っていますが、実現可能性は低そうです。