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適時開示ガイドブック改正後の「公認会計士等の異動に関するお知らせ」事例を確認してみた

公認会計士等の異動に係る適時開示ガイドブックが改正“で記載したとおり、「公認会計士等の異動」に関して適時開示を行う場合、従来よく見られたように「任期満了」とだけ記載するのでは不十分とされています。

12月決算会社で公認会計士等の異動があるはずと直近の適時開示を確認してみると、7社の適時開示が存在しました。公認会計士の異動理由にどのようなことが記載されているのかそれぞれ確認してみたところ以下の様な記載となっていました。

1.東邦レマック(JSQ)

太陽有限責任監査法人 → あかり監査法人

6.異動に至った経緯
当社の会計監査人であります太陽有限責任監査法人は、平成 31 年3月 15 日開催予定の第 61 回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。これに伴い、当社は、監査報酬増額の打診を受けておりましたが、当社の業績不振により監査費用等の削減を目的として、会計監査人を見直すこととし、上記3.の理由により、その後任として新たにあかり監査法人を会計監査法人として選任するものであります。

2.オルガノ(東一)

明治アーク監査法人 → 有限責任あずさ監査法人

6.異動の決定または異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人である明治アーク監査法人は、2019 年 6 月 27 日開催予定の第 74 回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。これに伴い、会計監査の一貫性、効率性等を高めるため、当社の親会社である東ソー株式会社と会計監査人を統一することとし、上記3.の理由により新たに会計監査人として有限責任 あずさ監査法人を選任するものであります。

3.ピーエイ(東二)

仰星監査法人 → 監査法人東海会計社

6.異動の決定又は異動に至った理由及び経緯
当社グループの会計監査人である仰星監査法人は、平成31年3月27日開催予定の第33回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。また、当社グループの多角化経営に基づく事業の拡大により、当社おいて、監査手続きに必要な監査資料の提出を度々遅延させたことなどにより、新年度の監査及び四半期レビュー契約について仰星監査法人より新年度の監査契約を締結しない旨の申出を受けたことによります。

4.東亜石油(東二)

PwCあらた有限責任監査法人 → 有限責任監査法人トーマツ

6.異動の決定又は異動に至った理由及び経緯
監査等委員会の決定に基づき、当社の会計監査人について、本株主総会終結のときをもって任期満了となる PwC あらた有限責任監査法人に代えて、新たに有限責任監査法人トーマツの選任をお願いするものであります。有限責任監査法人トーマツを会計監査人の候補者とした理由は、平成 31 年 4 月に予定されている昭和シェル石油株式会社と出光興産株式会社の経営統合により当社は出光興産株式会社の連結子会社となることをうけ、会社法ならびに金融商品取引法上の監査法人を親会社と同じ監査法人とすることにより円滑な連携と効率性を高めることが期待できると判断したためであります。

5.西本Wismettacホールディングス(東一)

有限責任監査法人トーマツ → EY新日本有限責任監査法人

6.異動の決定又は異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人である有限責任監査法人トーマツは、平成31年3月27日開催予定の当社第72回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。当社の海外展開の拡大等を受け、有限責任監査法人トーマツから監査報酬改定の打診があり、それをきっかけに長年にわたり同監査法人が当社に関与を継続してきたことも考慮して、グローバルな監査体制について他の監査法人との比較検討を行うことにいたしました。その結果、当社の事業規模及びグローバルに展開する事業特性に即した監査対応、監査の効率性と監査報酬の相当性等を検討し、当社の現状に適した監査法人として、EY新日本有限責任監査法人を会計監査人として選任する議案の内容を決定したものであります。

6.アートスパーク(東二)

EY新日本有限責任監査法人 → 東陽監査法人

6.異動の決定又は異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人でありますEY新日本有限責任監査法人は、平成 31 年3月 28 日開催予定の第7回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。現会計監査人は、監査継続年数が7年(経営統合以前からの通算では 15 年以上)と長期にわたること、また、近年は監査費用が増加傾向にあること、さらに、今後は海外の子会社が加わったことに伴う監査費用のさらなる上昇が見込まれること等を考慮した結果、監査役会は会計監査人を見直すことにいたしました。当社の事業規模に適した監査対応や監査費用を基準に選定を行った結果、上記3.に記載の内容のとおり、後任として東陽監査法人を選任する議案を決定したものであります。

7.ルネサス エレクトロニクス(東一)

EY新日本有限責任監査法人 →  PwC あらた有限責任監査法人

6.異動の決定又は異動に至った理由及び経緯当社の会計監査人である EY 新日本有限責任監査法人は、2019 年 3 月 20 日開催予定の第 17 期定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。異動に至った理由及び経緯としては、現会計監査人の監査継続年数が 16 年以上と長期にわたっていることから、同法人を含む複数の監査法人を対象とした定期的な会計監査人の評価・見直しを行ったことです。以上を総合的に勘案した結果、新たに会計監査人としてPwC あらた有限責任監査法人を選任する議案の内容を決定したものであります。

事例は7社と限られるものの、ざっと分類すると、以下の様にまとめられると思います。
・親会社との監査人の統一:2社(オルガノ・東亜石油)
・監査報酬の折り合い付かず:3社(東邦レマック、西本Wismettac、アートスパーク)
・監査を受ける体制が整ってないので継続不可と言われた:1社(ピーエイ)
・定期的な会計監査人の見直し1社

なお、西本Wismettac、アートスパークについては、長期間同一の会計監査人であったことも理由の一つとなっていますが、監査報酬の増額のほうが主要因と思われるため、そちらに分類しました。

必要となる機会は滅多にないですが、この程度の記載が求められると理解しておけばよいのではないでしょうか。

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