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新規上場予定情報が証券印刷から情報漏洩したらしい-FACTA2016年2月号

忙しくて目を通すことができないでいたFACTAの2016年2月に興味深い記事が掲載されていました。

そのタイトルは、”新規上場予定「ダダ漏れ」宝印刷”です。

FACTAが独自に入手したとされるリストの一部が掲載されており、会社名、直前決算期、上場予定日、市場、主幹事証券、監査法人、証券代行が記載されています。

掲載されているリストは2016年2月~2016年6月を上場予定日としています。記事によると宝印刷はリストが2015年秋ごろに社内で作成されたものであることを認めたとのことです。

このリストは”「営業活動の進捗状況や受注の可能制などを社内向けにまとめたリストで、日々更新しているもの」”で、社内用の管理台帳であったとのことです。FACTAが取材を申し込んだ直後から、どこから情報が漏れたのかを特定するため、年末にかけて大騒ぎになったとのことです。

”宝印刷ではこの管理台帳を日々更新しているが、更新前の情報は上書きせずにそのまま保管している。これと漏出したリストを照合すると、どうやら管理台帳のコピーに誰かが細工を加えたものらしいことがうかがえる。編集部に届いたリストにも複数箇所を切り貼りして、一部の銘柄を削除した痕跡がある。漏出元の特定を避けるためか、作為があるかもしれない”と記載されています。

漏出したデータについて、”不幸中の幸いは、やや古い情報であるため、情報の確度が低い点だ”とされています。

3月上場予定の会社としてリストには8社が掲載されていますが、その中の一つに「Fssb」という会社があり、上場日:3.16、市場J:Q、主幹事:野村、監査法人:太陽、というものがあります。

現時点で公表されている上場予定会社を確認すると、富士ソフトサービスビューロー(株)という会社が3月15日にJQに上場することが承認されていました。主幹事は野村證券、監査法人は太陽監査法人で、富士ソフト(Fs)サービス(s)ビューロー(b)ということなのでしょう。
というわけで、一概に情報が古いといって斬り捨てることはできないレベルのものであることは間違いないでしょう。

このような情報漏洩は今回に限らず、ある程度継続していたのではないかと考えられます。そう考えると、上場準備中の会社に上場するという噂を聞いてきましたと関係が無い証券会社が訪ねてきた理由も納得できます。

上場準備期間中にやっかみ半分で変に足を引っ張られることがないように気を使っている会社は多いので、このような情報漏洩は上場準備中の会社にとって非常に迷惑な話です。株式市場の環境も悪化しているので、時期を延期している会社もでてきていると考えられますが、リストに記載されている20社程度の何社が実際に上場するのかについては注目です。

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